当たり前の様にオフライン(リアル)で開催して来た交流会ですが、コロナウイルス感染症が流行し、大人数で集まる事が極めて難しくなりました
少し前にコロナ収束後に実現してみたい企画というブログを書きました↓
実現してみたい事はたくさんあるものの、コロナ感染がいつ落ち着くかわからない状況にモヤモヤする日が続きましたが、このままではダメだとZoomを活用したオンライン研修を企画したり、Clubhouseという音声SNSを利用する事で他職種との繋がりを広げたり、ディスカッションする事でお互いの職種の事を知る事が出来る環境を整えました
今回は過去に実現する事が出来たオンライン企画をいくつか紹介させて頂きます
多職種で死生観を語ろう
講師は前衆議院議員で今回の参議院議員選挙にも挑戦される堀越啓仁さん
堀越さんは作業療法士であり、僧侶でもあるという異色の存在で、医療介護従事者以外の参加者も巻き込み、死生観について語り合いました
当時、株式会社ぐるんとびーの『深夜のラーメン』が話題になっており、参加者と共に同じ立場だったらどうして欲しいかをディスカッションした記憶がありますね
コミュニケーション×心理学
自分自身のアウトプットの一環として、普段コミュニケーションを図る上で意識している事を心理学も踏まえながら解説しました
内容的には親密化過程を中心にお話させて頂いた記憶があります
人と人とが親密になっていくステップ(親密化過程)を解説したブログは↓
有難い事にコミュニケーションと心理学に関しては発信し続けていく中で、理学療法士養成校やJPTSA(日本理学療法学生協会)、大学の卒後研修会、ケアマネージャーの研修会に講師として呼んで頂きました
ただ伝えるだけでなく、現場で実践し続けていきたいと思っています
臨床実習に対して不安がある学生に対してもコミュニケーションの重要性を伝えています↓
リハ医とリハビリテーションを語ろう会
講師は西宮協立リハビリテーション病院リハビリテーション科部長の勝谷将史先生
リハビリテーション専門職だけでなく、当事者の方々も含め、リハビリテーションという言葉について深く考える機会でした
リハビリテーション科医は医師の中でも数少ない貴重な存在なのですが、
義肢装具やボツリヌス療法(脳卒中後遺症における筋肉のこわばりを和らげる)の勝谷将史先生
リハビリテーション栄養の若林秀隆先生
サルコペニアの吉村芳弘先生
健康格差の近藤克則先生
と非常に特徴的な活躍をされている医師が多いです
機会がありましたら是非研修会に参加してみて下さいね
理学療法士としてリハビリテーションという言葉について考えてみました↓
オンライン忘年会~生活期リハビリテーションについて~
リハ医とリハビリテーションを語ろう会のディスカッションが終わらなかったので、延長戦として忘年会を兼ねて開催した企画
この日はディスカッション中心で当事者の方々の声や学生達の声を中心に拾っていきました
生活期リハはリハビリテーションの言葉の意味をしっかり理解出来ていないとマッサージやストレッチだけに終始してしまう様な展開になりかねません
生活期において『良くなる』とは何なのかを考えさせられた機会であり、参加して下さった当事者の
『患者ではなく、人として接して欲しい』
という言葉は今でも記憶しています
療養型病院における理学療法士の役割についてまとめたブログは↓
脳梗塞で3回倒れた理学療法士の講演会
講師は実際に3度脳梗塞になった理学療法士の花城久子さん
今も花城さんは理学療法士として現役で働き続けておられますが、倒れた当時の事を理学療法士として参加者にわかりやすく伝えて下さいました
講演の中で障害受容に関する質問があり、花城さんは当事者の立場としては
『治るんだったら、治して欲しい。けれどもこの状態で生きていかねばならない』
という事を話されていました
表現方法が不適切かもしれませんが、医療介護従事者は障害受容出来ていない患者さんをいかにもダメな人といった捉え方をしていないでしょうか?
『障害受容なんてそうそう簡単に出来る訳がない』
私自身は現時点ではそういった価値観を持ちながら患者さんと向き合っています
恋愛心理学講座
人生に3回来るはずのモテ期はいつ来るのかと待ち続けている私が心理学的な側面から恋愛について考えてみた企画
前半は恋愛に役立ちそうな興味深いデータを基に話をし、後半は究極の人間関係とも言える夫婦関係について話しました
産後クライシスや月経前症候群、夫源病等は男性も知っておいた方が良い内容だと思います
今後のオンライン企画の中でも取り上げていきたいと考えているテーマですね
鬼滅の刃の甘露寺蜜璃と伊黒小芭内は何故惹かれ合ったのかを心理学的な側面から考えてみました↓
ACP(アドバンスケアプランニング:人生会議)セミナー
これだけは主催者にお声掛け頂き、講師として参加した企画
理学療法士としてACPについて深掘りしたのは、この機会が初めてでした
1人の理学療法士としてACPを可能な限り支援する事=リハビリテーションだと今の私は考えています
身体機能の改善が難しい中で、理学療法士として出来る事は何なのか?
他の講師の講演も聴きながら、自分がして来た取り組みが成功だったのかをよく考えさせられた瞬間でした
ACPとリハビリテーションについて考えてみました↓
医師と語ろう会
実は企画当初は『医師に物申す会』だったんですよね
ある医師の『医師に対して他職種が率直にどう感じているのかを聞いてみたい』という前向きなご意見から生まれた個人的にも思い出深い企画です
最終的には全国から13名の医師が参加して下さり、参加者の意見に真摯に耳を傾けて下さいました
結果的に医師に想いの丈をぶつける様な空気感を作り出せず『医師と仲良く語ろう会』になってしまいました
全体としては100名近くの人に参加して頂き、反響も大きな企画でしたので、年内にはリベンジマッチ、そして『医師が語ろう会』も実現して、医師側の率直な意見に耳を傾ける場も作って いきたいですね
多職種が連携する為の5つのポイントについてまとめてみました↓
食支援とリハ栄養を語ろう会
私自身、リハビリテーション栄養を学び始めてから『食事』と『栄養』に対する興味が高まるだけでなく、その重要性が身に沁みました
結果的に他職種にも知っておいて欲しいなと感じ、仲間達に声を掛けて開催した企画です
第1回はClubhouseを通じて知り合った食支援に熱い想いがある介護施設経営者、栄養に特化した訪問看護ステーションを運営している看護師、同じく栄養に詳しい在宅医
第2回も同じくClubhouseを通じて仲良くなった2人の歯科衛生士が講師を務めてくれました
食事や栄養に関しては管理栄養士にお任せではなく、医師、看護師、介護福祉士、歯科衛生士、療法士(POSの全3職種)といったチームで取り組む事が大切だと改めて認識する事が出来ました
管理栄養士と理学療法士の連携について考えてみたブログは↓
まとめ
今回はオンラインを通じた多職種連携として今までに他職種と一緒に実現して来た企画を紹介させて頂きました
昨今の学会運営もそうなりつつありますが、仮にコロナが収束した後もオフライン開催とオンライン開催を上手く使い分けていけたらいいなと思っています
コロナが流行した事により、人に会いに行きにくいというデメリットは生じましたが、コロナをキッカケにSNSを通じて多くの人と繋がる事が出来た事はメリットではあったのかもしれませんね
今後も多職種連携を目的に自分自身がワクワク出来る企画を他職種を巻き込みながら開催していきたいと思っていますので、興味がある内容があればお気軽にご参加下さいね
私が運営している小さなコミュニティに関しては↓
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