理学療法士を辞めたくなる理由TOP3~18年目PTが考える辞める前に出来る事~

理学療法士
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理学療法士として働き続けて18年

正直『理学療法士になりたい』という熱い想いを持って目指した仕事ではありませんが、現状1度も辞めたいと思った事はありません

一方で、WordPressに移行して初めて気付いた事なのですが

『理学療法士 辞めたい』

『作業療法士 辞めたい』

『理学療法士 1年目 辞めたい』

こういった検索ワードで私のブログに飛んで来ている人が一定数いるんです

今回は理学療法士を辞めたくなる理由(特に若手)のTOP3を紹介すると同時に18年間理学療法士を続けている者として、辞める前に出来る事もあるんじゃないのかなという事も私なりに考えてみたいと思います

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理学療法士を辞めたい理由TOP3

療法士を辞めたい理由が知りたいと思い、調べてみると『PTOTSTワーカー』というサイトが1年目~2年目までの若い理学療法士3466名に転職・退職理由を調査してくれていました

調査結果によると、転職・退職理由のTOP3は

3位 人間関係

2位 仕事が忙しすぎる・残業が多い

1位 給料が安い

転職サポートを利用した人を対象にした調査でしたので、ある意味1位は当然の結果なのかもしれませんね

就職する地域(東京と田舎)や領域(病院や訪問)によって多少のバラツキはあるかもしれませんが、事実15年程度理学療法士の給料が上がってないという事は以前紹介させて頂きました

目一杯働いたとしても保険点数の上限が頭打ちで決まっている事、今後も点数が引き下げられる可能性も充分に考えられる事から、正直今後大きな昇給を期待するのは難しい可能性が高いのではないでしょうか?

今以上に給料を下げない為には保険点数を最低でも維持する必要があります

その為にはやっぱり政治力も必要になって来るんだという事、政治の場に療法士を送り出す事が私達の声を国に届ける事に繋がるんだという事も以前紹介させて頂きました

自分自身のリハビリテーションも大切に

一方、調査結果を見て、私はこうも思いました

給料に関してはよほどの好条件に恵まれない限り、満足いく転職は困難かもしれませんが、人間関係、仕事が忙しい、残業が多いは転職で環境を変えれば十分に解消出来る内容ではないでしょうか?

療法士は対象者のリハビリテーションを支援するのが仕事ですが、同時に自分自身のリハビリテーションも大切にして欲しいなと感じています

今回の記事内容から考えるのであれば『療法士として働きやすい環境を整備する事』が自分自身にとってのリハビリテーションにあたるのではないでしょうか?

私の周囲にも上司との関係性がギクシャクしていて精神的に疲れていたり、意図しない仕事ばかりを押し付けられて悩んでいる若手の療法士が事実います

療法士が出来る3つの対策

こういった場合、療法士が出来る対策は3つです

  1. 職場環境を変える為に動き続ける
  2. 職場環境を変えるのは困難なので、転職する
  3. 職場環境を変えるのは困難なので、我慢して感情を押し殺しながら働き続ける

正直若手が①を押し通すのは容易ではないと思いますので、私は基本②をオススメします

私が若手だった頃と違い、今は場所によっては容易に転職出来ない可能性もありますが、個人的に転職はプラスの要素も大きいと考えています

新たな人との出会いがある事と新たな領域に挑戦出来る可能性があるからです

新しく人間関係を構築していく手間が必要だったり、半年間は有給がないといったデメリットはあるかもしれませんが、それ以上に新たな縁が広がる事と新たな挑戦が出来る事はメリットとして大きい様に感じています

1~2年目で既に療法士を辞めたいと思っているあなたへ

苦労して療法士になったのに1~2年で既に辞めようかなと考えているあなた

辞めてしまう前に今一度考えてみて下さい

『何故、辞めたいのですか?』

他にどうしてもやってみたい事が見つかった、新たな夢や目標が見つかったのであれば、そういった選択肢もありだと思います

一方で明確な理由はなく、仕事がしんどい、仕事が面白くない、人間関係に疲れた、でも療法士という仕事は嫌いじゃないという人は辞める前にダメ元で転職してみて下さい

無責任だと思われるかもしれませんが

上司1人の意見だけで自分はダメだと決めつけないで欲しいんです

1つの職場に馴染めなかっただけで自分はダメだと決めつけないで欲しいんです

自分はダメな人間だと思っている人に聴いてみて欲しいです↓

更に無責任だと怒られるかもしれませんが、何度か転職してみて、それでもダメなら辞めればいいのではないでしょうか?

辞める時に職場の先輩に『お前みたいなすぐに辞めた使えん療法士、取ってくれる所なんてないわ』的な事を言われたとしても大丈夫

辞めてさえしまえば、もうその先輩と関わる機会は限りなく少ないでしょうし、何よりも専門家(上司が専門家かすら怪しい)の予想は50%の確率でしか当たらないという事がペンシルバニア大学の研究でわかっています

わかってる様に言っていたとしても、実際は2回に1回は見当違いなのですから。。。

まとめ

今回は理学療法士を辞めたくなる理由TOP3を紹介すると同時に辞めてしまう前に出来る事があるんじゃないのかという事について考えてみました

多くの若手療法士は社会に出た経験がないまま療法士になり、働き始めています

臨床実習における臨床教育者から実習生に対する言葉もそうですが、社会に出た経験がないからこそ、臨床教育者や職場の先輩の言葉を必要以上に重く受け止めてしまっているのではないでしょうか?

私は悩んでいる後輩がいたら、いつもこう伝えているのですが、別に『療法士だけが生きる道』ではないと思っています

ただ一方で何らかの縁があって、選んだ療法士という仕事

出来る限り後悔の残らない選択をして前に進んで欲しいなと思いますね

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