前回のブログでは理学療法士の年収が15年間変わっていない、むしろ若干下がって来ているという事を書きました
年収に関しては理学療法士だけでなく、作業療法士、言語聴覚士であっても同じ様な悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
『理学療法士協会は何をしているんだ?』
『(療法士の)国会議員は一体何をしているんだ?』
と不平不満ばかりが聞こえて来そうですが、今回は少しでも療法士が自分で年収を上げる事は出来ないのかという事について考えてみたいと思います
投資を少しでも回収する方法
基本的に療法士は向学心を持っている人が多い様に感じます
患者さんの為、利用者さんの為、ご家族の為
何より対象者の笑顔の為に貴重なお金と時間を使って、学び続けている人も多い
実際に多くの患者さんやご家族の笑顔を引き出しているのに、給料には反映されないという皮肉
前回のブログにも書かせて頂きましたが、結果的には『投資』ではなく『浪費』になっている療法士が圧倒的過半数ではないでしょうか?
1人の理学療法士として、今まで投資して学んだ『知識』や『経験』を使って、少しでも回収出来る方法はないだろうかと考えた結果『WordPress(ブログ)』を活用する事を思いつきました
学びをお金に変える為に出来る事
現時点で私が考えている学びをお金に変える方法ですが。。。
①学んだ事をブログを通じてアウトプットする
記憶の定着率を図にした記憶のピラミッドから考えても、学んだ事はアウトプットする(誰かに伝える・教える)事で1番定着しやすくなります
アウトプットする為には内容を噛み砕く必要性がある為、結果的にアウトプットは最強のインプットに繋がる訳です
アウトプットの重要性に関しては↓の本が1番オススメです
医療介護従事者に限らず、全ての人に少しでも早く読んでもらいたい自信を持って薦められる名著です
②SNS等を利用する事でブログを多くの人に知ってもらい、読んでもらう
全ての人がSNS(Twitter・Instagram・Facebook等)を利用しているとは限らないので、普段療法士が意識する事がないSEO(検索エンジン最適化の事でブログを検索上位に表示させる事)等も考える必要性があります
③ブログにアクセスを集める事で、Google AdSense(広告)やアフィリエイト(書籍等の商品紹介)を活用し、収益を得る
ブログの内容次第にはなりますが、講演依頼や執筆依頼に繋がる可能性もあるのではないでしょうか?
目指せ良のスパイラル
正直な所、すぐに収益になる方法ではありませんし、時間と根気が必要になります
療法士の資格を活かして、非常勤で働いた方が圧倒的に早く、確実にお金は稼げると思います
でも、それでは結果的に『投資』したお金を『回収』した事には繋がらないのではないかと私は感じています
投資して学んだ知識や経験をブログを使ってアウトプットする事で、自分自身の血肉としながら、提供した情報の対価として収入を得る
その収入を使って、新たな学びの機会に参加し、更なるアウトプット、収入に繋げる
簡単に説明するとそんな『良のスパイラル』を回して、少しずつでも投資分を回収出来ればいいなと考えています
何度も言いますが、投資分を100%回収する事は難しいかもしれません
ですが、今まで1円すら回収出来なかった投資分を少しでも回収出来る上に自分自身の学びも深まるのであれば、やってみる価値はあると私自身は考えています
まずは月1万円を目標に
まずは『1年かけて月1万円稼げる様になる』
そんなレベルからのスタートですが、正直ここのハードルすら超えられる保証はありません
ですが、1年かけて今までに学んで来た知識や経験を言語化する事、ブログという形で資産として残していく事は決して無駄にはならないと思っています
仮に1年間頑張って上手くいかなかったとしても、同じ様な挑戦をしようとする後輩がいれば、アドバイスする事も出来る
経験者だからこそ難しさを伝える事も出来れば、自分なりの最短距離を教える事も出来る
『人生において【成功】は約束されていない。しかし、人生において【成長】は約束されている』
田坂広志さんのこの言葉を胸に、1年間小さな一歩を踏み出し続ける事が私にとっての挑戦でもあります
どの程度の副収入を作る事が出来れば『成功』と言って良いのかわかりませんが、この挑戦は自分の為でもあり、年収が下がり続けている後輩達が収入を得る為の道を作るという意図も兼ねています
違う視点で捉えるならば、仕事以外の部分で人よりも優れたもしくはこだわりの強いジャンルがあれば、そこをブログで発信していく事で副収入が作れる可能性だってあるのではないでしょうか?
まとめ
今回は年収が上がらない療法士が副収入を作る方法について考えてみました
15年間年収が変わっていない現状から考えて、今後年収が下がる事はあっても増える可能性は低いのではないでしょうか?
ただただ協会の動きを見守るだけでなく、自分達でも出来る事から一緒に考えてみませんか?
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