上手く会話出来なくてもいい、高齢者とのコミュニケーションを大切にして欲しい理由

コミュニケーション
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臨床実習で勉強に来ている学生達だけでなく、SNS等を通じて繋がりのある学生達や若手の医療介護従事者によく伝える事がある

『人生の先輩である高齢者とのコミュニケーションを大切にして欲しい』

当然ながら世代間ギャップがある為に上手く話せない事もあるでしょう

話している事がよく理解出来ない事もあるでしょう

それでもいい、ただ話に耳を傾けてみて欲しい

わからない事は質問して教えてもらって欲しい

初対面の人との会話でも困らないコミュニケーションのコツは↓

学生や若手に限った話ではありませんし、個人的な価値観の部分が大きいですが、今回は高齢者とのコミュニケーションを大切にした方がいい理由をまとめてみたいと思います

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もうすぐ経験者の生の声は聴けなくなる

とても怖い事だと私は思いますが、そう長くない未来にリアルな戦争体験を語れる人が日本にいなくなります

私達が現場で関わらせて頂いている90歳以上の方の中には戦争で国の為に命をかけて戦った方もいる

結婚して間もない時期に愛するご主人が戦死されている女性もいる

80歳代であっても鳴りやまない空襲警報に怯え、何度も防空壕に逃げ込んだ人がたくさんいる

年齢を重ね、ひょっとしたら認知症を患っておられるかもしれませんが、昔の記憶は覚えておられる事が多い

阪神淡路大震災すらあまり記憶にない学生達や若手の医療介護従事者に今一度伝えたい

人生の先輩達の話をたくさん聴いて欲しい

同じ事を何度も話される事もあるかもしれない

それでも耳を傾けてみて欲しい

『何かしらの形で語り継がれていくでは?』

そう思った人は伝言ゲームを想像してみて欲しい

最初の言葉なんてあっという間に形を変えてしまうんだ

そしてその言葉には経験者ならではの想いや感情はのっていないんです

戦争の恐ろしさ、命をかけて戦う事の怖さは経験者にしかわかるはずがないのだから。。。

理学療法士を含む、医療介護従事者はそういった貴重な経験を生で聴かせて頂く事が出来る仕事なんです

しつこいですが、もう一度言います

人生の先輩の話をたくさん聴いて欲しい

そして、命をかけて戦った方々、小さい我が子を抱え、生きる為に必死に戦火をかいくぐった先輩達のおかげで今の日本があるという事を自覚して欲しい

あなたの目の前にいる方は神風特攻隊として片道の燃料しか積まされず、敵艦に命をかけて激突する任務を果たそうとしていた方かもしれない

回天という一度乗り込むと出る事の出来ない人間魚雷にのる予定だった方かもしれない

その時、どんな感情だったのか、死ぬ事がわかっているのに何故志願したのか、出撃前にどんな事を考えていたのか。。。

もうそういった生の声を聴ける機会はそんなに多くないのではないでしょうか?

私にとって人生観が変わった場所

日本に生まれたからには1度は訪れてみて欲しい場所がある

鹿児島県の知覧という場所にある『知覧特攻平和会館』

いわゆる神風特攻隊の遺品や関係資料が展示されているのですが、出撃前に書いた特攻隊員の手紙がかなりの数展示されています

知覧特攻平和会館に関しては↓

知覧特攻平和会館
当サイトは、鹿児島県南九州市にある知覧特攻平和会館の公式サイトです。大東亜戦争(戦後は太平洋戦争ともいう。)末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。

耳にした事がある『天皇陛下万歳』なんて事はほとんど書かれていませんでした

両親(特に母親)や残された兄弟に向けての言葉が大半で、少年飛行兵として戦死した最年少は若干17歳

知覧に訪れた当時は既に理学療法士として働き、人生の先輩達から戦争の怖さはよく聴いていましたが、知覧特攻平和会館を訪れて、その壮絶さを感じた記憶があります

広島の原爆ドームや山口県の回天記念館といった戦争の怖さを後世に残してくれる施設はありますが、今はまだリアルな経験を聴く事が出来るのですから、そういった貴重な時間を大切にしたいですね

まとめ

今回は高齢者とのコミュニケーションを大切にして欲しい理由について個人的な意見をまとめてみました

私は以前から関わった実習生達にはこういった話をして来ました

変わった事を言う理学療法士だなと感じたかもしれません

それでも私はこれからも伝えていきたい

多くの話を引き出して欲しい

素朴な疑問を投げかけて欲しい

色々な方の人生観に触れて欲しい

それは決してお金では買えない、養成校では教えてもらえない貴重な財産になるのだから

人は誰しもいつかは死にます

それは明日かもしれない

10年後かもしれない

明日は誰にもわからない

『この患者さんの最後の担当療法士は私かもしれない』

『この話は今しか聴けないかもしれない』

その気持ちを忘れず、これからも患者さんと関わっていきたいですし、コミュニケーションを大切にしていきたいと考えています

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